導入
国内のASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)だけで副業をしていると、報酬の伸びが頭打ちになることがあります。特に英語コンテンツを持っていたり、海外向けの情報発信をしている人なら、海外ASPは新しい収入源になる可能性が高いです。
ただ、海外ASPは登録手続きが複雑で、審査も厳しく、何から始めたらいいのか迷いますよね。
結論から言うと、初心者は「Amazonアソシエイト(US)」から始めて、次に「ShareASale」、最後に「Impact」に挑戦するのが最も効率的です。この記事では、3つのASPの違いを整理し、登録から初報酬までの道筋を具体的に示します。
そもそも何ができる?
海外ASPとは、海外の企業やブランドの商品・サービスを紹介して、成約時に報酬を得る仕組みです。国内ASPと大きく異なる点は以下の通りです。
- 報酬単価が高い:海外の高額商品やサブスクリプション系は、1件あたり数千〜数万円の報酬も珍しくありません
- ニッチなジャンルが豊富:国内にない商品やサービスが多く、競争が少ない場合があります
- グローバルな読者層にリーチできる:英語や多言語でコンテンツを発信していれば、世界中の成約が見込めます
- 登録・審査が厳しい:サイト品質やトラフィック実績が求められることが多いです
今回紹介する3つのASPは、初心者でも登録しやすく、サポートも比較的充実しています。
3つのASPの特徴を比較
まず、3つのASPの違いを整理しておきましょう。
| ASP名 | 最低支払額 | 報酬タイプ | 審査難易度 | 向いているジャンル |
|---|---|---|---|---|
| Amazon US | $100 | 成約型(3〜10%) | 低〜中 | 家電・日用品・書籍 |
| ShareASale | $20 | 成約型・クリック型 | 中 | ファッション・美容・サービス |
| Impact | $100 | 成約型(2〜20%) | 中〜高 | SaaS・金融・高額商品 |
Amazonアソシエイト(US)の特徴
Amazon.comの商品を紹介する最もシンプルなASPです。日本のAmazonアソシエイトと異なり、米国サイトの商品を紹介します。
- 報酬率:カテゴリーごとに異なる(家電3%、ファッション6%など)
- 支払い:月1回、$100以上で銀行振込(ドル建て)
- 審査:180日以内に3件以上の成約が必要
- メリット:知名度が高く、信頼性が高い。商品数が豊富
- デメリット:報酬率が低め。成約ハードルが高い
ShareASaleの特徴
米国最大級のASPネットワークで、4,000社以上のマーチャント(広告主)が参加しています。
- 報酬率:マーチャントごとに異なる(5〜50%程度)
- 支払い:月1回、$20以上で振込(ドル建て)
- 審査:サイト審査あり。1〜3営業日で結果が出ることが多い
- メリット:報酬率が高い。ニッチなジャンルが豊富。支払い最低額が低い
- デメリット:管理画面が複雑。日本語サポートなし
Impactの特徴
グローバル企業向けのアフィリエイトプログラム。SaaSや金融商品など、高額報酬が期待できます。
- 報酬率:マーチャントごとに異なる(2〜20%程度)
- 支払い:月1回、$100以上で振込(ドル建て)
- 審査:最も厳しい。サイト品質・トラフィック実績が重視される
- メリット:高額案件が多い。大手企業が多い
- デメリット:審査が難しい。初心者には敷居が高い
始め方ステップ
ステップ1:Amazonアソシエイト(US)に登録
目安時間:30分 / 費用:無料
最初に登録するのはAmazonアソシエイト(US)です。審査が最も緩く、実績を作るのに適しています。
- Amazonアソシエイト公式サイトにアクセスし、「サインアップ」をクリック
- Amazonアカウントでログイン(なければ作成)
- 以下の情報を入力:
- ウェブサイトURL(ブログ・メディアのURL)
- ウェブサイトの内容説明
- 月間トラフィック数(正確でなくてOK)
- アフィリエイト経験の有無
- 銀行口座情報を入力(後で変更可能)
- 利用規約に同意して申請
- メール確認。通常1〜3日で審査結果が届きます
注意点:180日以内に3件以上の成約がないと、アカウントが無効になります。登録後は、すぐに自分のサイトで商品リンクを貼り付け、成約を目指しましょう。
ステップ2:ShareASaleに登録
目安時間:45分 / 費用:無料
Amazonで実績を作りながら、ShareASaleに登録します。ここからは報酬率が高い案件が増えます。
- ShareASale公式サイトにアクセスし、「Sign Up Now」をクリック
- メールアドレスを入力し、仮登録
- 届いたメール内のリンクをクリックして本登録画面へ
- 以下の情報を入力:
- 氏名(ラテン文字)
- 住所(英語表記)
- ウェブサイトURL
- ウェブサイトの月間ページビュー数
- アフィリエイト経験
- 銀行口座情報(米ドル建て口座推奨)
- 「Submit」で申請
- 1〜3営業日で審査結果がメールで届きます
ポイント:ShareASaleは「Merchant Listing」から好きなマーチャント(広告主)を自分で探して申請します。申請後、マーチャント側が承認する仕組みです。報酬率が高いものから申請していきましょう。
ステップ3:Impactに登録
目安時間:60分 / 費用:無料
Amazonで3件以上、ShareASaleで数件の成約を達成してから申請することをお勧めします。
- Impact公式サイトにアクセスし、「Get Started」をクリック
- メールアドレスを入力して仮登録
- 届いたメール内のリンクをクリックして本登録画面へ
- 以下の情報を詳しく入力:
- 氏名・住所(英語表記)
- ウェブサイトURL
- ウェブサイトの内容(詳細な説明が重要)
- 月間ページビュー数
- 月間ユニークユーザー数
- トラフィック源(検索エンジン、SNS など)
- アフィリエイト実績(Amazonで3件以上、ShareASaleでの実績があれば記入)
- 銀行口座情報
- 「Submit」で申請
- 3〜7営業日で審査結果が届きます(厳しい場合は却下されることもあります)
審査を通すコツ:サイトの品質が重視されます。登録前に、以下を確認しましょう。
- サイトに最低50記事以上のコンテンツがある
- 月間トラフィックが1,000PV以上ある
- プライバシーポリシー・お問い合わせページが設置されている
- アフィリエイト報酬の実績(Amazonなど)がある
ステップ4:初報酬を目指す(実践編)
目安時間:毎日30分〜1時間 / 費用:無料
登録後の最初の成約を目指すために、以下を実行します。
- Amazonから始める:自分のサイトで「このツールを使ってみた」「この商品はおすすめ」という記事を書き、商品リンクを自然に挿入。3件の成約を目指す
- ShareASaleで高報酬案件を探す:Merchant Listingから、報酬率20%以上のマーチャントを申請。承認されたら、その企業のサービスについて記事を書く
- リンク配置を工夫:「この商品はどこで買える?」と読者が思うタイミングにリンクを配置。記事の最後だけでなく、本文中にも自然に入れる
- 成約データを分析:どのリンクから成約が発生したか、定期的にASPのダッシュボードで確認。成約が多い記事を増やす
3つのASP登録ステップ一覧
| ステップ | 目安時間 | 費用 | 審査難易度 |
|---|---|---|---|
| Amazonアソシエイト(US)登録 | 30分 | 無料 | 低 |
| ShareASale登録 | 45分 | 無料 | 中 |
| Impact登録 | 60分 | 無料 | 中〜高 |
| 初報酬獲得(実践) | 毎日30分〜1時間 | 無料 | — |
メリットと注意点
海外ASPのメリット
- 報酬が高い:国内ASPの2〜5倍の報酬率が珍しくありません。1件の成約で数千円になることもあります
- ニッチジャンルが豊富:国内にない商品・サービスが多く、競争相手が少ないことがあります
- グローバルな成長性:英語コンテンツなら、世界中からのトラフィックが見込めます
- 複数のASPで収入を分散:1つのASPに依存しない、安定した収入源になります
初心者がつまずきやすい点
- 英語対応が必須:登録から支払いまで、すべて英語です。翻訳ツール(Google翻訳など)が必須になります
- 銀行口座が限られる:米ドル建ての国際送金に対応した銀行口座が必要。国内銀行の普通口座では受け取れない場合があります。事前に確認しましょう
- 成約までの道のりが長い:Amazonは180日以内に3件の成約が必須。ブログのアクセスが少ないと、この条件を満たすのに時間がかかります
- 審査に落ちる可能性:特にImpactは審査が厳しく、サイト品質が低いと却下されます。焦らず、コンテンツを充実させてから申請しましょう
- 税務申告が複雑:海外からの報酬は、日本の税務申告の対象になります。金額によっては税理士に相談が必要です
報酬受け取りの現実的な話
海外ASPの報酬は、ドル建てで支払われます。以下の点を知っておくと、スムーズです。
- 為替手数料がかかる:$100の報酬でも、銀行の為替手数料(通常1〜3%)が引かれます
- 送金が遅い:申請から実際の入金まで、2〜4週間かかることがあります
- 最低支払額に達しないと支払われない:Amazonなら$100、ShareASaleなら$20以上の報酬がないと振込されません
どんな人に向いている?
海外ASPに向いている人
- すでに国内ASPで月1万円以上の報酬がある人(実績がある方が審査に通りやすい)
- 英語コンテンツを発信している、またはこれから発信する予定の人
- 月間1,000PV以上のサイトを持っている人
- 高単価の報酬を狙いたい人
- ニッチなジャンルで専門性を持つ人
- グローバルな読者層を持つ人
海外ASPに向いていない人
- ブログを始めたばかりで、月間トラフィックが100PV未満の人(まずは国内ASPで実績を作りましょう)
- 英語が全くできず、翻訳ツールの使用も避けたい人
- 米ドル建ての国際送金に対応した銀行口座を作れない人
- 短期間で稼ぎたい人(初報酬まで3〜6ヶ月かかることもあります)
- 複数のASPを管理する手間が苦手な人
よくある質問
本当に審査に通りますか?
Amazonアソシエイト(US)は、サイトが存在してアクセスがあれば、ほぼ通ります。ただし、180日以内に3件の成約がないとアカウントが無効になるので、登録後の行動が重要です。ShareASaleは、サイト品質が最低限あれば通ります。Impactは最も厳しく、月間トラフィック5,000PV以上、アフィリエイト実績がないと難しいです。
日本に住んでいても大丈夫ですか?
問題ありません。海外ASPは世界中のアフィリエイターを受け入れています。ただし、米ドル建ての国際送金に対応した銀行口座が必要です。
複数のASPに登録しても大丈夫ですか?
もちろんです。むしろ、複数のASPに登録して、案件を比較し、最も報酬率が高いものを選ぶのが一般的です。
初報酬までどのくらい時間がかかりますか?
人によって大きく異なります。月間1万PV以上のサイトなら、1〜2ヶ月で初報酬を得られることもあります。一方、月間1,000PV程度なら、3〜6ヶ月かかることもあります。焦らず、コンテンツを充実させることが最優先です。
まとめ
海外ASPは、国内ASPよりも報酬が高く、ニッチなジャンルが豊富です。ただし、登録手続きが複雑で、審査も厳しいため、戦略的に進める必要があります。
最初の一歩は、「Amazonアソシエイト(US)に登録して、180日以内に3件の成約を目指すこと」です。この実績があれば、ShareASaleやImpactの審査も通りやすくなります。
今週中に、以下のいずれかを実行してみてください。
- 自分のサイトのトラフィック数を確認する
- Amazonアソシエイト(US)の公式サイトを開いて、登録画面を見てみる
- 自分のサイトで紹介できる商品・サービスをリストアップする
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